がんの診断と治療について

がんの診断と治療について記事一覧

年を取るとガンになりやすくなる

一般に腫瘍というと、身体にできるこぶ状の固まりのことですが、医学上では、「遺伝子変異により過剰に増殖していく細胞の固まり」とされます。腫瘍は良性と悪性に区別され、良性は成長がゆっくりで、ある程度大きくなると成長が止まることが多く、一度取り除いてしまえば心配はいりません。一方、悪性は成長がはやい上、限...

≫続きを読む

がんの診断は、どのように進められるか?

変異した一つの細胞が、驚異的な勢いで増えていき、原発がんが形成されます。成長した原発がんから、腹膜や胸膜に細胞が漏れ出したり、剥がれ落ちたがん細胞が血管やリンパ管に入り込んだりすることで、他の器官や臓器にもがんが転移してしまうのです。がんが疑われると、医者は精密な検査を行います。間接診断、直接診断の...

≫続きを読む

がん細胞の増殖を判断するためのバイオマーカーとは?

TNM分類での診断結果から、病状の経過は、ほぼ予測できますが、中にはW期と診断されても、その後長く生きのびるケースもあれば、I期と診断されたのに治療後、再発してしまうケースもあります。がんの生物学的性質が良い場合と悪い場合によって異なってくるのです。分子生物学の発達により、1990年代から、がん細胞...

≫続きを読む

がん治療の目指すべきものとは?完全治癒から緩和ケアまで。

医療は、患者にどこまでがん治療を行うべきでしょうか。医師は患者の病状ごとに、異なる目標をもって治療計画をたてます。一番の目標は、がんを完全治癒させること。二番目は、患者の命をなるべくのばすこと。最後は根治せずとも症状を和らげて、質の良い生活を送らせてあげることです。がんの治療には副作用が避けられない...

≫続きを読む

がんの三大療法(外科手術、薬物療法、放射線治療)について

アメリカでは1971年、ニクソン大統領が、がん研究の重要性を説き、National Cancer Act(国家がん法)に署名しました。アメリカ国民が、がんとの闘いに勝つことを誓ったのです。その後、今日まで40年間、外科手術(がんの切除)、薬物治療(抗がん剤投与)、放射線治療(放射線でがん細胞を死滅さ...

≫続きを読む

外科治療(手術)がんの根治を目指す

がん細胞は無制限に増え続ける、という他の細胞とは異なる特質があります。発生したがん細胞が、すべて死ぬことなく分裂を続けるとどうなるか、試算してみましょう。ひとつの細胞が1回分裂すると、2つになります。2回で4個、3回で8個、と分裂を繰り返していくと、10回の分裂で約1000個、20回で約100万個と...

≫続きを読む

抗がん剤治療とは?副作用や服用期間など。

手術治療や放射線治療が、原発がんに対する局所療法であるのに対し、抗がん剤治療は 全身の広い範囲にわたり効果が期待できることから、全身療法と呼びます。抗がん剤を血液に入れて全身に行き渡らせます。実際、原発がんがごく小さな初期の段階から、がん細胞はすでに血液にはいりこんでいて、手術で治癒できると診断され...

≫続きを読む

抗がん剤の種類や副作用などについて

正常な細胞とがん細胞の大きな違いは、その増殖の仕方にあります。正常な細胞は必要に応じて分裂し、充分な数になった時点で増殖が止まるのに対し、がん細胞は体の中で増殖を続け、治療をしなければ患者を死にいたらしめます。細胞分裂のサイクルを「細胞周期」と呼び、G1期、S期、G2期、M期に分けています。細胞周期...

≫続きを読む

抗がん剤治療の方法論について

戦後、抗がん剤が使われ始めた頃は、その薬の耐性ができるまで、一つの抗がん剤を使い続ける方法がとられていました。しかし1950年代以降、種類の違う抗がん剤を併行して使う、多剤併用療法の効果が認められるようになりました。がん細胞集団は、自己複製を繰り返して子孫を作り続けるがん幹細胞と、その子孫のがん幹細...

≫続きを読む

ガンにおける放射線治療とは?乳がんや肺がんなど。

放射線治療は、手術と同じく局所療法です。放射線は高エネルギーの電磁波や粒子の流れですが、がんの治療には、電子線、ガンマ線、X線がよく使われます。ガンマ線、X線は波長が短いのでエネルギーが高いとされています。ガンマ線やX線の光は目には見えませんが、分子や原子にぶつかることによって電子をまわりに跳ね飛ば...

≫続きを読む

放射線治療の方法について。種類や副作用について。

放射線治療では、がんに照射する放射線量を多くするとがん細胞殺傷力が高まりますが、一方患者の放射線被ばくも多くなり、副作用も大きくなります。最近ではがん腫瘍のみに照射することにより、正常な細胞にダメージを与えることなく、治療効果をあげることができるようになってきました。放射線治療の一つ、定位放射線照射...

≫続きを読む

癌の免疫療法とは?

がんが発症しても、治療なしに自然に消滅したり、成長が止まったりというケースが時々あります。これは、患者の免疫機能が非常によく作用したと推測されます。免疫とは毒物や病原体が外部から入ってきたときに、それをやっつける自己防御機能です。がん化した細胞には、細胞表面に異常を示す目印である、抗原が現れます。免...

≫続きを読む

免疫療法は、代替医療や民間医療とは異なる

免疫療法の効果の実証は、客観的なデータ確保ができないため、難しいとされています。がんワクチンに関しては、量産されているのでデータをとることはある程度できますが、免疫量法はたいていの場合、患者ごとに多様な対応が必要となります。小規模な臨床試験での成果があがっていても、治療前後の比較や、症例のじゅうぶん...

≫続きを読む