代謝異常を引き起こすガン細胞

代謝異常を引き起こすガン細胞

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生物やそれをつくる細胞にとって、DNAは「設計図」のようなものです。建物や器物をつくったり、維持していくには設計図が必要不可欠ですが、実際にそれを行ったりメンテナンスをするとなると、材料や工場、あとはエネルギーも必要になってきます。

 

私たち人間は、食物に含まれている炭水化物や、たんぱく質、脂肪などから、生命活動に必要な材料(有機分子)とエネルギーの両方を取得しています。そして細胞の中には、生命活動を支えるために、いろいろな化学反応を細分化して行う小器官がはいっています。

 

代謝異常を引き起こすガン細胞

 

これは、ひとつの社会が、いろいろな工場や施設を所有してエネルギーや資源、製品などを流通させて活動をしている様子とよく似ています。人間社会の場合は、エネルギーは、決められた場所(発電所やガス会社)でつくり出され、それが社会全体に供給されています。

 

それと同じように、細胞の中では「ミトコンドリア」といわれる小器官が高エネルギー分子(ATPなど)を作成し、細胞内全体に与えています。つまりミトコンドリアというのは、エネルギーの供給会社のようなものです。

 

 

ATPには、化学結合という形で高エネルギーが詰め込まれています。なのでATPをたくさんつくっておけば、まるで蓄電池や液化ガスボンベのように、必要な時と場所を選んで使用することができます。

 

ATPが結合を切断したり、他の結合をつくることでエネルギーが発生し、化学反応や、分子などの運動、ほかには温度変化などが起こります。


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