がん研究の最先端とは?

がん研究の最先端とは?

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ドイツを代表する観光都市のハイデルベルグは、学究都市としての歴史も長く、研究者や科学者に馴染みのある街です。1386年設立のハイデルベルグ大学は、ヨーロッパ最古の研究機関として名が知られています。

 

ハイデルベルグ大学病院や、5人ものノーベル賞受賞者を出している1930年設立のマックス・プランク医学研究所、30年前に設立された分子生物学研究所があり、この都市は、現在では特に生命科学の研究分野で有名です。

 

ヨーロッパ分子生物学研究所(EMBL)は、1974年に欧州の20ヶ国が協力して創設した研究機関ですが、ここでは二人のノーベル賞研究者、クリスティアーネ・ニュスライン−フォルハルトとエリック・ウィーシャウスの活躍で有名です。

 

がん研究の最先端とは?

 

ノーベル賞を受賞した彼らの研究とは、ショウジョウバエを使って、世界で初めて胚発生時の遺伝子の働きを見つけだすというものでした。1964年に設立されたドイツがん研究センターは、ドイツ最大のがん研究施設で、全職員2千5百人のうち、千人以上が研究者として働いています。がんの要因、診断と治療、そして予防にいたるまで専門的な研究が進められています。

 

この研究所でもっとも有名なハラルド・ツア・ハウゼン(ウイルス学)は、パピローマウイルスが子宮頸がんの原因であることを発見し、このことが後に、子宮頸がんワクチンの開発につながったのです。彼はこの業績をうけて、2008年にノーベル生理学医学賞を受賞しました。日本を含め、子宮頸がんワクチンは全世界に普及しています。

 

この研究所では、がんの専門的研究のみならず、社会に対する情報を発信する活動も行っています。例えば、がんに関する冊子を無料で配布したり、がんの予防キャンペーンを行ったり、電話でがんの最新情報を入手できるホットラインのサービスを行うなどの活動です。


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