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細胞周期の駆動について

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細胞周期には、アクセルとブレーキが存在し、タンパク質がその役割を行っていることがわかってきています。アクセルの役割を担うのは、サイクリンとCDKという2つのタンパク質です。キナーゼという酵素が含まれているCDKはサイクリンと結びつくと、アミノ酸とリン酸を発生させます。

 

細胞周期になるとこの2種類のタンパク質が複合化し、リン酸化します。タンパク質は活性化するとともに、細胞分裂の活動を補助してくれます。CDKは4種類、サイクリンは9種類が、人間には存在しています。これらのさまざまな合体により、細胞周期をコントロールしています。

 

細胞周期の駆動について

 

そして、良いタンパク質がある一方で、悪いタンパク質もあります。そのタンパク質は、アクセルを邪魔します。CKIと呼ばれ、2つのグループが存在します。まず、1つ目はサイクリンを破壊するために、CDKとサイクリンの結合部分に入ってきて、サイクリンを排除していきます。サイクリンがなければ、CDKは存在できないため、活性化することができなくなってしまいます。

 

2つ目はCDKとサイクリンが合体した後、タンパク質を活性化させないように、包み込んでしまうものです。これらをされると、細胞周期はストップしてしまい、細胞分裂は行われなくなります。

 

がんの細胞には、CDKの阻害するタンパク質がなくなったために、CDKとサイクリンが暴走していき、増殖を止めることができなくなってしまうものも発見されています。


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