ガン細胞の進行段階とは?

ガン細胞の進行段階とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加  

細胞は秩序を守るために、様々な機能があります。そのためガン物質の攻撃があっても、すぐに病気になるわけではなく、何度も何度も壁を超えられて悪化していきます。細胞の正しい機能をだんだんと失っていき、発がん、がん、悪性ガンへと進化していきます。

 

ある学者が、大腸がんは、正しい細胞が様々な段階をこえていくという結果を発見しました。そうすると多段的発ガン説が浮かび上がったのです。まず普通の大腸の上皮細胞を、様々な刺激によって肥大上皮細胞になり、粘膜が厚くなっていきます。

 

ガン細胞の進行段階とは?

 

これは、がんになる直前であることを示唆しています。しかし、このままでは、細胞が繁殖するわけではないので大丈夫です。次の段階では、顕微鏡で粘膜を調べると、初期腺腫と呼ばれた状態になったことがわかりました。

 

腺腫はポリープになっています。この段階もあまり繁殖しないので、ポリープを切除したら大丈夫です。ですがこの時、たった1つの細胞が、がん細胞になっているのです。そして腺腫細胞は繁殖を繰り返していき、やがては発症するので、こまめに病院に行きましょう。

 

段階が進んでいき、中盤になると、チェックポイントが壊されます。そして分裂する時異常を起こしやすくなってしまいます。そしてがん細胞から分裂してはいけないという遺伝子が消えていきます。

 

 

そうしていくと、紡錘体チェックポイントも壊れ、細胞分裂時、染色体の異常がおき、めちゃくちゃな細胞が増えていきます。これはかなり危険な状態ですが、切除して治る場合もあります。運悪く1個でも次に進んでしまうと、状況は悪いといえます。後期のガン組織は、どんな器官にも浸透しながら、繁殖を進んでいきます。

 

P53というタンパク質がないがん細胞は、染色体がさらに異常をきたし、染色体の欠如や増減をおこし、どんどんそれが繁殖していきます。こうなってしまったら、がん細胞は血液にまじり、他の器官にいくため、新しいガンを作っていきます。

 

このシナリオは、大腸がんだけに当てはまるというわけではありません。大体のガンに言えることです。このようにガンはどうしようもない病気ですが、途中で気づくことができれば予防できるということです。とにかくきっかけを作らず、発がんの環境をなくし、早期発見・早期治療を心がけることの必要性を感じましょう。


このエントリーをはてなブックマークに追加