ガンになる理由とは?

ガンになる理由とは?記事一覧

ガンは、いつ誕生したのか?

1859年頃のことです。博物学者であるイギリス人のチャールズ・ダーウィンとアルフレッド・ウォーレスはそれぞれが別々に、進化論、いわゆる進化の「自然選択説」を唱えました。 彼らは、いろいろな生物の生態を観察しつづけ、そして実際に得た知識を総合し、さらにマルサスが唱えていた『人口論』からヒントをもらった...

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単細胞生物は、がんにならない

小さくて単純な生物、たとえば大腸菌や酵母、ゾウリムシなどはがんになるのでしょうか?これらは単細胞生物といって、細胞一つずつが独立してできている個体です。なので、もしそこに腫瘍のような性質の細胞が生まれたとしても、それは単に増殖を繰り返す1個の生物(個体)としてしか認識されないので、腫瘍は多細胞生物に...

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ガンは、DNAの複製ミスが引き起こす

「自己複製能力」とは、生物がもつ本質的な能力のことです。それを可能にしているのは、生物の設計図となる全遺伝子(ゲノム)の「複製」と、それに引き続き起こる「細胞分裂」です。おそらくすべての生物に見られる共通の特徴がもう一つあります。それが、DNAの複製は「かなり正確なものだが、ごくまれに間違いを起こす...

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発がんのしくみと、生物進化の原理は同じ

この「ごくまれに起こる設計図のコピーの間違い」というのは、生物多様性の起源を語るにはたいへん重要なことです。それは、自然選択説でいう「今までより環境に適した性質をもった個体」要するに“変り種”をつくるのに必要な原動力となっています。昔からの論争の種であった生物の適応(順応)と進化のはなしですが、有名...

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腫瘍を分類する方法について

いままでは、「がん(cancer)」や「腫瘍(tumor)」などの言葉をあいまいに使ってきましたので、一旦ここでくわしい話をする前に言葉の整理をしておきましょう。「腫瘍(tumor)」とよばれるのは、一般的に異常な細胞増殖をともなう病変のことです。さらに、この腫瘍を分類するにはいくつかの方法があって...

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コールタールで、がんが発生する

現在から2000年あまりさかのぼった18世紀後半、ロンドンの外科医であったパーシバル・ポットは、煙突掃除夫たちがよく発症する「すずいぼ」という病変に注目してくわしく調べました。「すずいぼ」とは、要するに陰嚢がんのことですが、ポットは潜伏期間や病気の原因、早期治療の方法などをまとめて、その先駆的な研究...

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ウイルスが生み出すがんとは?

1911年、ロックフェラー研究所のペイトン・ラウスと京都大学の藤浪鑑(同じくウィルヒョウの弟子)がニワトリに肉腫を発生させるウイルスを突き止めました。これが最初に見つかったがんウイルス(腫瘍ウイルス)」です。彼が見つけたウイルスは、ラウスの名前から「ラウスウイルス」と名付けられました。生物と無生物の...

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がん細胞が簡単に死滅しない理由

がんの原因にはいろいろなものがあり、がん細胞そのものの性質も多種多様であることがわかります。しかし、がん細胞の多くにいくつかの共通点があることも知られています。たとえば正常な皮膚の小片を切り取り、組織を培養するための溶液を入れた容器(シャーレ)の中に置きます。そして一定の条件にもとづいて4〜5日培養...

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遺伝子の変異が、がん細胞を生み出す

ぱっと見共通性のない発がん物質、がんウイルス、電離放射線などは、一体どうやって細胞をがん化させていくのでしょうか?これらの発がん因子に共通している性質があります。それは、細胞の中の遺伝物質(DNA)を傷つけたり、その構造を変えてしまうというものです。アメリカのブルース・エイムスは、1974年にサルモ...

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